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■気とは?

中国道家の荘子が人間の生死(しょうじ)を「気が集まれば生を成し、気が散ずれば死を成す」と説いているように、気は人間にとってなくてはならない重要な生命エネルギーで、生命活動に必要な情報提供の役目を任っています。つまり、気は身体の中枢から末端まで張り巡っている気道を万遍なく流れ、人体の神経系、免疫系、内分泌系と相互関連性をもち、身中のどこかで故障が発生すると痛みや熱を発信して知らせてくれるのです。
気は、身中の生命活動に専念する内気と、体表に発し出す外気とに分類できます。
内気は身中に存在し循環している気で、身体の養生=健康や病疾、意=思考、念=他人の言葉や行動で発生する印象等に対する抵抗力、免疫力を高める作業をしているのです。
しかし、生命活動の情報提供には正の情報もあれば邪の情報もあります。いずれにしろ内気の生命エネルギーを高める事に変わりはありません。
一方、外気は身中で一段と高められた内気が体内に納まりきれず体表に湧き出した気のことをいい、長期にわたる気の鍛錬によって、内気や体表の気が高度に熟達している達人達が醸す気もこの外気に相当するものです。
気には、温かい、冷たい、蟻が肌を這うようなむずむず感、風や電流のような、膨張するような、磁石のように引き寄せたり突き飛ばされそうなとかいろいろの気配があります。
気配は人によって様々で、同じ動作をしても温かく感ずる人と冷たく感ずる人、強く感ずる人と弱く感ずる人、旺盛に見える人と神経質に見える人などに分ける事ができます。
気の達人者は、その人の体表に湧き出している外気が訴えかけているメッセージを聞き、またその気の姿を視覚的に捉えて、その人の生命活動の手助けをしているのです。