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■護摩

元来護摩は事火外道という古代インドのバラモン教徒が行っていた宗教的行法です。外道は天上に住まわす火天(火の神?)を信仰していました。 

護摩堂
いつも天上にばかり住まわす火天に、地上に捧げられる供物まで火天の口に捧げんとして、外道は供物を焼いて煙にして捧げていました。  真言密教は、この行法を独自の行法でさらに極め、人間の煩悩や妄想を焼き滅する秘法に成し遂げたのです。  私達を常に脅かす不幸や災難は外からだけで起っているように思われがちですが、実際は自分の内なる心の不浄(汚邪=おじゃ)が原因になっている場合が多いのです。  当寺が毎月21日間奉行する護摩は、壇上の櫨の中に護摩木を焚き、色々の供物を焼いてご本尊に供養する行法で、参加者が自ら書した護摩木を櫓に入れ、ご本尊の智慧の火によって煩悩という薪を焼き尽くす意(こころ)にあります。  こうして煩悩を焼き尽くし、心が清浄になれば、不幸や災難を免れる勇気と智慧が沸々と涌き出でるのです。